個別指導塾か集団指導塾かで迷っている保護者や学生の方は多いと思いますが、双方にはメリットおよびデメリットがあります。したがって、お互いの長所と短所を見極め、自分の性格や学習スタイルを含めて検討することで、自分にとっての最適な学習塾を選ぶことができます。まず、個別指導塾は講師と生徒が1対1または1対2で指導するパターンが一般的です。生徒が講師を独占できる時間が長いため、質問しやすいのはもちろんのこと、講師も生徒の学力や性格を深く知ることができるため、効率よく指導できるメリットがあります。また、他の生徒に合わせる必要がないため、授業も自分の好きなスケジュールで受講できるし、カリキュラムも自分だけのオーダーメイドで指導を受けることが可能です。したがって、弱点克服や志望校対策に重点を置いた指導を受けたり、学校の定期テスト対策で受けたりと、マイペースに指導が受けられます。ただし、講師を独占するため授業料が高額になりがちで、他の生徒と競い合う機会が少ないため競争心を養うことが困難です。いっぽう、集団指導塾は1年間のカリキュラムが決まっているため、一定のペースで学習を効率よく進めることが可能です。また、周囲の生徒と切磋琢磨することでやる気や、競争心を身につけることができます。さらに、個別指導塾に比べると授業料も安いため経済手負担も軽くなります。ただし、講師が生徒にフォローできる時間が個別指導に比べると少なくなってしまったり、質問を自分からなかなか聞きに行けない人は授業から置いていかれたりするリスクがあります。以上のように、個別指導塾および集団指導塾にはそれぞれのメリットとデメリットがあるので、自分にとって最適な学習環境が受けられる学習塾を選ぶと良いでしょう。