安定した雇用と報酬が期待できる公務員は非常に人気の高い職業となっています。したがって、登竜門となる公務員試験の難易度が高く、独学での対策では合格は非常に困難です。多くの受験生は公務員専門学校に通って1年から2年かけて対策を行い合格に向けて頑張っています。公務員専門学校のメリットは、何と言っても作り込まれたカリキュラムでしょう。勉強量は非常に多いですが、効率良く学べるよう試験日から逆算して作られたカリキュラムに従って学べば、着実に知識を習得していくことができます。公務員専門学校は都市部を中心に多くありますが、ポイントは複数校を比較して自分に最適な1校を見つけ出すことです。体験授業やセミナー等が多く企画されているので必ず自分の目で見て確認し、学習環境、自習室の空き状況、講師やスタッフの質を見極めることが失敗しない選び方となります。また、公務員専門学校は夜間と全日制の2つの授業スタイルがあります。夜間コースは、大学生や社会人など日中忙しい人向けのコースで、授業は平日の夜や週末を使って実施されています。大卒程度の公務員試験を受ける人の多くは夜間コースを受講しています。学費も全日制と比べると半額くらいの予算で学ぶことが可能です。いっぽう、全日制は社会人や大学卒業生、高卒生など公務員試験に専念する人向けのコースです。毎日朝から夕方まで授業と自習時間が設けられており、圧倒的な学習時間を確保することが可能です。講師が担任として常にサポートしてくれるので質問や相談などいつでもできるのが魅力です。試験対策に専念できるだけあって合格率は高めです。その代わり、学費は年間100万円を超えてしまいます。自分が置かれている環境と予算でどちらのコースを選ぶか決めると良いでしょう。あと、公務員専門学校にはそれぞれ強みがあります。地方公務員に強い東京アカデミー、大卒程度の国家公務員に強いTAC、国家総合職に強いWセミナーなど様々です。自分が希望する職種が既に決まっている人は、自分が目指す職種に強い学校を選ぶとより合格に直結した対策ができます。